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2012. 01. 28  
1月17~20日と一人で韓国に行っていました。
帰国した途端インフルエンザA香港型にやられまして、
40℃近い高熱にうなされました。
インフルエンザって怖いっすね。

さて、韓国に行った理由。
土日に交代で勤務しているビジターセンターの代休がたまりまくったので、どこか出かけようと思っただけです。
たまたま、ネットで目にした韓国のLCC、チェジュ航空の記事。
関空~ソウル往復4000円!
思わず衝動買いしてしましました。
目的地は、2009年に世界ジオパークに認定された済州島。
韓国は何度か来たことがありますが、済州島は初めてです。
言葉もわからない外国人観光客は、済州島ジオパークを楽しむことができるのか…。3泊4日の実証実験です。
もちろん糸魚川の時と同様、事前調べはなし。すべて現場で情報を集め、ジオパークを楽しんでみることにします。
なお、私は韓国語はまったくわかりません。日本語と日常会話程度の英語で、韓国のジオパークを楽しんでみようという企画です。
プライベートでも、ジオパークに行ってしまう私。
職業人になりつつあるのが複雑な心境です(苦笑)

関空からインチョンへは約2時間の空の旅。

チェジュ航空

機内ではおにぎり一つと飲み物のサービスがありました。
往復4000円なのにきちんと機内食?が出るのはすばらしい。
インチョンからキンポへは鉄道で移動。車内で黒いマスクをした男性客がいました。どうやら韓国ではマスク=白とは限らないようですね。ささいなところに「外国」を感じる私(笑)。
キンポからの国内線もチェジュ航空。狭い機内にほぼ満席の乗客が乗り込みました。
韓国人ってすごいなと思うのは、こんな混雑した狭い機内なのに、容赦なく座席をリクライニングしてくること。日本人にはなかなかできない荒業だと感じました。韓国人が特別なのではなく、日本人が神経質なだけでしょうか…。

済州国際空港は、意外とでかい。しっかりした国際線ターミナルという印象です。
まずは、空港のツーリストインフォメーションセンターで、ジオパークに関しての情報を集めてみる。

ゆ:「ジオパークに関しての情報が知りたいんですが…?」
案:「え、なんですか?それ?」
ゆ:「ジオパークって、ユネスコが支援しているプログラムなんですが…」
案:「(パンフレット棚から一枚のパンフレットを取り出して)これが、世界自然遺産の日本語パンフレットですよ…」

…ジオパーク、知らねぇでやんの。
この後、英語でジオパークについて説明を重ねるうちに、
「あぁ、そういや…」という感じで、一枚の韓国語の簡単なジオパークパンフレットがでてきました。
内容は韓国語でわかりませんが、写真から判別するに、済州島内にジオサイトが9か所設定してあること。そして、いずれも地質的な見どころのようでした。

これが済州島での最初のジオパークに関するやりとりでしたが、
こりゃ済州島では、ジオパークの認知度高くないな…という印象を受けました。

滞在中の宿も決めていなかったので、インフォメーションセンターでゲストハウスを紹介してもらいました。市街地のゲストハウスは満室だったので、ちょっと市街地から離れた「ミラクルゲストハウス」なる宿の予約を取ってくれました。ゲストハウスのスタッフがすぐに空港まで迎えに来てくれました。

ミラクルゲストハウス。
到着してみてわかったのは、
これは飛行機観察場所として最高の場所ということ。
だって、チェジュ空港の滑走路の真横に立地しているのです。
飛行機観察したい方にはお勧めです。
でも、離発着の騒音たるやものすごい音です…。

そうそう、韓国に来て、すげぇぁ!と思ったことの一つ。
クレジットカードのサインがデジタル化されていること。
思わず写真撮っちゃった。

デジタルサイン

ドミトリーで一緒になった、男子大学生2人組。
日本のこと、韓国のことなどを英語で雑談しました。
ちなみにプサン在住の二人は、ジオパークを知りませんでした。

二日目。
ジオパーク的な楽しみをするならば、やはり最初は博物館的な場所で基礎知識を習得すべきだろうと思い、済州島民俗自然史博物館へ。
その前に街中をちょろっとふらふら歩く。
たまげたのは、川。
河原全体が溶岩の塊という感じ。
これ人工的に川を掘ったのかしら?と思いました。

済州市の川

博物館は新しくはないですが、大きくて立派な建物。
地形形成史、植物、民俗、などジオラマを多用しながら展示されていました。
小規模の成層火山があちこちに存立する済州島の地形も、イラストを多用してわかりやすく展示されていました。

済州島の火山立地

東西方向からの応力が加わっているため、島全体が南北方向に広がっているということ。
その結果、幾何学的なパターンで地面に割れ目が生じて、マグマが噴出したということ。
そんなことをイメージすることができました。

日本語や英語の説明文も併記されており、充分に済州島の民俗・自然史を学べる施設だと思いました。
帰り際に、スタッフのおばちゃんに、ジオパークのことを聞いてみました。

ゆ「済州島ジオパークって、どこでどんな楽しみ方ができますか?」
ス「ジオパーク?どこにあるのかしら?(地図でジオパークの場所を探し出す)」
ゆ「…」

ジオパークという名の公園があるとでも思ったのでしょうね(苦笑)
おかしくて思わず吹き出しそうになったのは、一生懸命地図でジオパークを探しているおばちゃんの制服に小さくGGN(世界ジオパークネットワークワーク)のロゴが刺繍されているではありませんか…(笑)

GGNロゴ

よくこんな状況で、世界ジオに認定されたなぁ…と感心しました。
ちなみに、済州島に来て初めて見たGGNロゴがこの制服の刺繍でした(笑)

半日もかけてゆっくり博物館を見学したあと、世界自然遺産でもあり世界ジオパークのサイトにもなっている城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)に行ってみることにしました。

済州市の市外線バスターミナルはうす暗い雰囲気。こういう雰囲気大好きです。構内の立ち食いおでん屋さんの湯気がまたおいしそうなんだな~。窓口でキップを購入して4番乗り場から路線バスに乗りました。

市外線バス

掲示してある時刻表はすべて韓国語のみ。
せめて世界遺産に行くバス路線だけでも、英語を併記してほしいと感じました。

路線バスはバイパスではなく、旧道を出たり入ったりしながら、一つ一つ集落に立ち寄っていきます。車窓からは、溶岩を積み上げた石垣に囲まれた畑がぽつぽつと見えます。本当に済州島は溶岩だらけの島です。
路線バスに揺られること約1時間30分。遠くに長方形の独特な形をした山が見えてきました。

城山日出峰

バスの運転手さんが、「ここで降りてそこの道を入っていけ」と韓国語で教えてくれました。

城山日出峰。
ここは、済州島の中心的観光地のようです。
世界遺産・世界ジオパークのギャラリー展示があったり(ジオパークに関する展示は一枚だけでしたが)、地質的な知識を説明するガイドさんがいたり、日本語や英語による音声ガイドが遊歩道から流れていたり…と、観光地としての整備が行き届いている場所でした。
いや、世界自然遺産として整備が行き届いているという表現が正しいかな。
ジオパークに関する展示や、案内板はほとんどないんですもの…。
あっても、地質的要素を強調したものばかりです。

ギャラリー

ジオの看板

登山道の案内看板はよく整備されていました。
陸繋砂州の説明も日・中・英語での説明がされていました。

案内看板

城山が水生火山噴出によってできたこと。タフコーンであること。
シンプルにかつわかりやすい案内板で楽しむことができました。
たまたまこの日は日本語ガイドの方がいませんでしたが、中国語や英語でのガイドも対応可能ということでした。とりあえず案内看板だけで最低限の理解は得られるので、ガイドさんがいなくても楽しめましたが…。

ガイドさん

頂上からは、済州島東部に広がる小さな火山が乱立している風景を堪能。
済州島は火山の島だなぁ~とつくづく実感しました。

さて、城山を降りた時点で時刻は16時すぎ。どこに宿泊しようか、どこに行こうか?

(続きは後日)
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k.yuhora

Author:k.yuhora
琉球大学(学士)→筑波大学(修士)→北海道大学(博士)と北上してきました。
北大院生時代は、南幌町で離農した一軒家をお借りして、ミツバチと四季を感じながら暮らしていました。高知県室戸市の室戸ジオパーク推進協議会地理専門員を経て、現在、徳山大学経済学部准教授として働いております。

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