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2011. 10. 08  
最近身近な人で、「不審者」につきまとわれて困っているという話があります。

以前にもブログで書いたかもしれませんが、
「不審者」って、実は自分自身が作り上げているのではないかと思っています。

以前、沖縄の離島で働いていたとき、
若い女性を下から上までじろじろ見る変なおじさんがいました。
しかし、人口1500人足らずのその離島では、そのおじさんは「不審者」ではなく、
その人の個性として、住民は把握し、微妙な距離を保ちながら共存していました。

今回、不審者で困っている人の話を聞くと、その「不審者」のおじさんは、声をかけてもニコニコ笑っているだけで、会話もせず、うろうろとその人の周りをしているだけというのです。

確かに、うろうろつきまとわれている本人からすれば、嫌なものは嫌となるのでしょうが、
そのおじさんは、なにか危害を加えるわけでもないのです。
(精神的な危害は与えているのかもしれませんが…)

そのおじさん、地域では、そういう人として認知されているようで、
変な人だけど、なにも悪いことはしないからと、地域住民はその人を受け入れているようです。

つまり「不審者」とみるか、個性とみるかの違いです。

日本の近代化社会は、社会における異質なものをまとめて、隔離する社会のように思います。
障害者もしかり、ハンセン病患者もしかり、高齢者もしかりです。
しかし、本来社会というのは、高齢者から障害者、同性愛者などさまざまな個性を持った人々が、
混住する社会です。
それを合理的な思想の元、同質なものをまとめ、隔離していることが、結果的に異質な者を受け入れない歪んだ社会を築いているように思えてなりません。

近代日本社会が生み出した、異質なものとしての「不審者」という概念。
個々人の気の持ちようでは、「不審者」ではなく「個性を思った者」になるのではないでしょうか。


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プロフィール

k.yuhora

Author:k.yuhora
琉球大学(学士)→筑波大学(修士)→北海道大学(博士)と北上してきました。
北大院生時代は、南幌町で離農した一軒家をお借りして、ミツバチと四季を感じながら暮らしていました。高知県室戸市の室戸ジオパーク推進協議会地理専門員を経て、現在、徳山大学経済学部准教授として働いております。

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