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2011. 08. 24  
室戸に来て4か月。
この4か月、住民の方々や行政関係者など、
室戸に携わるさまざまな方々とかかわってきました。
そんな数々のかかわりのなかで、私が感じる室戸のいいところ。

・なんとなく食える。
海に行けば魚が採れ、ちょっと畑をすれば野菜が採れ、山ではタケノコなど食料が手に入る。
そして、おすそ分けの文化が根強くあるので、スーパーに依存しないでも、欲さえ出さなければ食える。

・数字化できない幸福がある。
一世帯当たりの収入は少ないかもしれないが、地域に助け合いの精神がある。お互い様の精神で助け合える地域コミュニティーがある。

・一対一でのコミュニケーション能力が高い
見知らぬ人でも会話を投げかけると、きちんと返してくれる。


一方で、問題も…

・高齢化と人口減が止まらない。地域経済を潤す主産業がない。

・集団での話し合いができない(経験がない)。
お互いの意見を主張した後、それを踏まえて話し合いをしながらお互いが納得する合意を得るということができない。

・組織が機能していない。
組織の長の意見に構成員の意見が反映されていない。反映されていないどころか、個人的な意見を言う。(組織が私物化されている。)

・行政よりもお寺に権力がある側面がある。(政教分離ができていない)

・「どうせ私の意見なんか言ったって聞いてもらえない」「同和地区出身ということだけでこんなに苦労してきた」など、1000年以上続く室戸の長い歴史の中でなんらかの地域社会に対する怨念を蓄積した人が多い。

…以上、私の個人的な印象です。
あの、決して室戸を非難するつもりはないんです。
こういう現状のなかで、ジオパークというまちづくりにどう住民参画を仕掛けるかが私の今の悩みなのです。

私が北海道南幌町で取り組んだ、社会教育中期計画策定のための住民による住民への聞取り調査や、住民大ワークショップといった住民と行政の協働のまちづくりの技法を導入するにしても、それを仕掛ける前段に克服しなければならない事象が多いということです。(克服できないことだらけなのですが~苦笑)

私の考えるまちづくりの手法を一度リセットして、考え直す必要がある気もしています。

そして、最近思うのは、
もしかしたらジオパークという実践を通して、室戸はなにも変わらないかもしれないということ。
だってジオパーク活動を通して、室戸を具体的に10年後、20年後こんな街にしたいというビジョンがないんですもの。
あぁ、正直不安です。
でも、これだけ税金を投入して進めてきたジオパーク実践。
結局、失敗でしたってなるのだけは、避けたいのです。
だって、不利益を最終的にかぶるのは住民ですから。
それだけは避けたい。

室戸、いいところです。
わたし好きです。
でも、いつまでいるかはわからないです。
私がいたいと思っても、行政がもし仮にジオパークやめるとなったら解雇されることもありうるし。
でも、私がいる間に最低限なんらかの種は蒔きたいんです。
今後室戸が変わるためのきっかけの種でもいいから。

こんなことを悶々と考えながら日々仕事をしています。

なんか、だらだら書きながら、まだまだ室戸に対する考察が甘い気がしてきた。
もうちょっと別な視点からも考えてみようっと~。
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プロフィール

k.yuhora

Author:k.yuhora
琉球大学(学士)→筑波大学(修士)→北海道大学(博士)と北上してきました。
北大院生時代は、南幌町で離農した一軒家をお借りして、ミツバチと四季を感じながら暮らしていました。高知県室戸市の室戸ジオパーク推進協議会地理専門員を経て、現在、徳山大学経済学部准教授として働いております。

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