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2013. 10. 21  
日本ジオパーク全国大会への参加で、日本海に浮かぶ隠岐に行ってきました。
大会を前に、以前から気になっていた隠岐諸島の一つの島、海士(あま)町に個人的に行ってみました。
なぜ気になっていたかというと、地域を挙げての高校運営、「島まるごと図書館構想」、都会からのIターン者の多さなど、これからの地方自治体の在り方を考える上で参考になりそうなすばらしい実践事例があるのを何かで見聞きしていたからです。

確かにすごかったです。
わずか1泊2日の滞在でしたが、すばらしい哲学を持ってまちづくりをしていることがよくわかりました。
わたしも「ここで住んでみたい」「こんな環境で子育てしたい」と思いました。

まず島について飛び込んできたのが、港のターミナルに掲げられていたこの看板。

海士町

あたりまえなキーワードなんですけど、わざわざでかでかと掲示するところに意気込みが感じられます。

そして次に目に飛び込んできたのが、町中に貼ってあるこの町のポスター。

海士町 (2)

すばらしい!!
そうです。
ないものはないんです。
「ないなりにどうにかする」
一方で別な見方をすると「必要なものはすべてある」ということ。
この思想を全面的に出すセンスがいい。
まちづくりへの覚悟がにじみ出ています。

もう一つ港のターミナルで見つけたもの。

海士町 (3)
海士町 (9)

しかも島民じゃなくてもだれでも借りられる。
港で町史が借りられるなんてなんて素敵なんでしょう!

以前、某社会教育主事の人から「図書館は戦争をしないためにあるんだ」と聞いたことがあります。
自分で自由に情報を収集する。自分で自由に思想をめぐらす。
それが戦争社会にならないために重要なのだということ。
わかるなぁ…多様な情報が手に入らないと、一部の人の思想に支配されますもの。

ちょっと話それてしまいましたが、
まちづくりには図書館が重要なんです。
まちづくりのアイディアをだすために情報が必要。
だから図書館の充実はほんと重要だと思います。
高知県はその点、遅れていると思います。
なんだこれ?といいたくなるようなほったらかしの書庫みたいな図書館が多いですもの…。
まちづくりは行ってみたくなるような図書館の整備からですよ。
わたしはそう思っています。

海士町の図書館。
本館は、小さいながらも本当にすばらしい空間でした。

海士町 (1)

読書テーブルから見える、窓の外に広がる田んぼがきれいなこと。
ゆたりとした気分で読書ができます。

そして、いろんなところにちょっとした気遣いがある。
たとえばこれ。

海士町 (5)

小さい子どもたちが落書きしていいコーナー。
こんなスペースがあればおかあさんもゆっくり本を選べるものね。
すばらしい配慮。
そして、こんなものまで。

海士町 (8)

Library Cafe。
図書館の一角に、コーヒーメーカーが置いてあるんです。
本が汚れるから飲食禁止という図書館の常識を超えています。
利用者のことを第一に考えているからこういうことができる気がします。
そして利用者を信頼している。
すばらしい…。

そのほかにも、

海士町 (6)

図書館まで来られないお年寄りのために本の宅配をしているそうです。
このケースごと持っていくんだって。
あのおばあさんはきっとこんな本が好きそうかな?と考えながら持っていくんですって。
なんてすてきなんでしょ…(涙)

海士町 (4)

みんなでつくるおすすめの本コーナー。
司書さんがコメントつけるのではなく、利用者がコメントを付ける。
みんなでたのしい図書館にしようという考え方がすてき。
こんな図書館が近くにあったら、毎日でも通っちゃいます、わたし。

そいういや、長野県かどっかの山の中の村?町?は移住者を増やすために、
立派な図書館を整備したという話を聞いたことがあります。
たしかにそういうセンスをもった町なら移住したくなります。
特に都会からの移住者を受け入れたいなら、充実した図書館は必須かもね。

やっぱり、まちづくりは図書館からだ。

図書館はその地域の文化水準のバロメーターだなんて、
大学学部時代にヒッチハイクで出会ったとある公立図書館長が言っていたのを思いだしました。

あれ、気が付いたら図書館の話になっちゃった…。
海士町訪問記はまだまだネタがあるのですが、とりあえず今日はここまで。

おやすみなさい。
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プロフィール

k.yuhora

Author:k.yuhora
琉球大学(学士)→筑波大学(修士)→北海道大学(博士)と北上してきました。
北大院生時代は、南幌町で離農した一軒家をお借りして、ミツバチと四季を感じながら暮らしていました。高知県室戸市の室戸ジオパーク推進協議会地理専門員を経て、現在、徳山大学経済学部准教授として働いております。

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