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2012. 07. 23  
お客さんに対する説明業務をしていて、もっとも嫌なこと。
それは「ジオパークってなんですか?」と聞かれること。

わたしは、ジオパークとは、
これから人はどう生きるべきかという哲学の追及だと思っています。
これまで私利私欲で地球を破壊し続けてきた人の生き方そのものを、
本気で考え直す実践だと考えています。
いいかげん、地球と共存できる生き方を人は模索せよ。
そのためには、まずは地球の営みを知ること、
そして、その土地で自然と共存してきた伝統的な人の文化を知ることからはじめよう。
その一連の実践がジオパークの真髄だと思っています。

これを伝えるのが、なかなか難しい…(涙)

お客さんの質もさまざまですから、
伝わる人もいれば、まったく興味を示さない人もいます。

そもそも、ジオパークにかかわっている行政関係者が意外と理解しない。
その頭の固さたるや、びっくりします…。

たとえば、ジオパークにおける観光(ジオツーリズム)。
どうしても、行政は数の成果を求めます。
だから効果的に数を稼げる方法として、
マスツーリズムに走ります。
観光地になりそうなスポットをただ並べてコースを設定し、
大型バスで観光客を送り込むというやり方を好みます。

しかし、ジオツーリズムは観光施設だけをめぐる観光であってはならないと思います。
なぜなら、その土地の自然、人のくらしの個性を知ることが最も重要だから。

だって、観光施設では、その土地の人がどんな感覚で、どのように日々生活しているかは、
感じにくいでしょう。
柳田国男が「常民」と表現した庶民の暮らしを感じられる部分を、
ジオツアーでは、もっと取り入れないといけない。

人々の死生観や自然観を感じられるツアーとかやってみたいんですけどね…。
きっと一般受けしないと、行政的には却下されるでしょうな(苦笑)

行政というものは困った存在です…。
経世済民の思想を大事にするならば、
新しいことに挑戦することも必要だと思うのですが…。
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プロフィール

k.yuhora

Author:k.yuhora
琉球大学(学士)→筑波大学(修士)→北海道大学(博士)と北上してきました。
北大院生時代は、南幌町で離農した一軒家をお借りして、ミツバチと四季を感じながら暮らしていました。高知県室戸市の室戸ジオパーク推進協議会地理専門員を経て、現在、徳山大学経済学部准教授として働いております。

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